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今だから笑える


昨日、契約更新した。2年かぁ……
長かったようなあっという間だったような月日。

2年ちょっと前、前に勤めていた会社の事業閉鎖を聞いた。「会社」というのは夫の実姉の連れ合いが営むもので、義兄の家族はもちろんその弟やいとこ、一族ではない所謂「他人」もいたし(むしろそちらの人数の方が多かったが)もちろん夫もその会社の社員であった。つまり夫婦揃って職を失うことになったのだ。社宅扱いしてもらっていた自宅マンションも自己負担しなきゃ、家賃をどうしよう…
危機的状況に遭っても「なんとかなるわ」と生来の暢気さでこれまで来た私も、さすがにかなり深刻な心持ちであった。こんなときこそ暗い気持ちでいては良くないことを呼び寄せるだろうと、そのことについて考えるのを止めていた。が、深く心と体に染み渡った大きな不安は形を現した。突然じんましんが出るようになってしまった。物理的な刺激、季節の変わり目、疲れ、ストレスが原因だと言われた。

義兄の会社でしか勤めたことのない夫に果たして相当の職は見つかるのだろうか。
知り合い、同業の友人など数箇所から引き合いの声がかかり、少し光は差してきた。

義兄は、今まで営業してきた場所の営業権の譲渡先に、希望する従業員の雇用の約束を取り付けていた。
色々思うところがあって、義兄の息のかかった話には乗りたくなかった。私も就活を始めなくちゃ。初めに見た求人広告は条件も良いので、ともかく面接に行ったらその場で採用が決定した。入社日が営業終了日の一週間前、義兄に言い出しにくいなぁ…

義兄に報告に行くと「それはよかった!」と笑顔で言ってくれてホッとしたのもつかの間、数日後には「身内のくせに最後の日までいないなんて他の者に示しがつかない!常識がない!!」と詰られた。営業最後の日にお世話になったお客様にお礼を言いたかった、最後の日までいられないことは私だって本当に残念だった。でもそんなこと言ってあなたにこの先のウチの生活を保障できるのか?先のある道に進むのを詰られる筋合いはない。
その後も一年以上そのことで詰られたが、言われて凹んだのは初めの一回だけ。何度言われようとその後は馬耳東風。義兄は一見太っ腹で面倒見が良いのだが、相手がその「面倒」に乗らないと面白くないようである。

結局夫は義兄が約束を取り付けた先へ落ち着いた。


さて、初めて会社勤めをして以来ずっと食品業界に身を置いてきたが、今更の異業種への転職。どうなるかと思いきや、異業種ということについては全く問題はなかった。ただ、新規オープンのために募集されたスタッフ、オープンまでの2ヶ月少々は他店舗での研修となった。大勢採用されたので、全員同じ店舗でずっと研修することが物理的に無理があり、毎日違う場所に通勤する日々。おそらく日本でも屈指のマニュアルのしっかりしている会社だと思われるが、個々の店舗が地域やスタッフに合わせた独自のマニュアルも持っていること、研修スタッフの受け入れに好意的な店舗、ペースを乱されることを明らかに迷惑そうにする店舗。毎日毎日別の気の遣い方をしていた。
そんな研修期間をおくるうち、デパスに頼らないと眠れないようになってしまった。



アハハ!!そういえばそうだった。今や、たとえ「眠るな」と言われてもベッドに入れば即座に眠れる。
学生やフリーターなどの若いスタッフが多い中、私と同じ年代のスタッフの占める割合も小さくない。社会経験も長く、主婦としての気づき力も持つ私達はかなり重要視されているようであることに気付いた。(同時に脅威でもあるようだが)「フフフ、私達がいなくなると困るでしょう?」
契約更新は個別に面談方式で行われるのだが、「今後も働きますか?」ではなく「今後も継続して働いていただけますか?」なのだ。内心は、お願いですからずっと私をここに置いてください、この年齢でほかの仕事を探すのは少し難しいのです、なのだが、「まぁいいでしょう。今後もいてあげましょう」という顔をして署名捺印したのだ。
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